竜胆瀉肝丸(同仁堂)のご使用前に
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の特徴
竜胆瀉肝丸(同仁堂)は竜胆瀉肝湯の散剤(粉末の生薬)を固めて丸薬状にしたものです。同仁堂竜胆瀉肝丸は泌尿器系の症状に用いられる漢方処方製剤です。竜胆瀉肝丸は比較的体力があり、下腹部の筋肉が緊張する傾向のある人の、排尿痛、残尿感、尿のにごり、こしけの症状に適するとされる。しかし、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れやすいため、不向きとされる。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の効能・効果
清熱瀉火の竜胆を主薬として、清熱の黄苓・山梔子、清熱利水の木通・車前子・沢潟、補血の地黄・当帰から構成されており、大部分は清熱利水薬です。主に尿路系の炎症による排尿痛、頻尿、または陰部湿疹、帯下などに用いるとともに、竜胆・黄芩により清熱瀉火の作用があることより自律神経の過亢進を抑制させ、いらいら、怒りっぽい、目の充血、はげしい頭痛などの自律神経の過緊張にも応用されます。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の適応症
@尿道炎・淋疾・膀胱炎、A膣炎・子宮内膜炎、ことに外陰部の痒痛、B陰部湿疹・頑癬、C高血圧症、D緑内障、E中耳炎。ただし、炎症性で、冷え症や虚証でないことを条件とします。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の成分
ジオウ(地黄)、トウキ(当帰)、モクツウ(木通)、オウゴン(黄芩)、シャゼンシ(車前子)、タクシャ(沢瀉)、カンゾウ(甘草)、サンシシ(山梔子)、リュウタン(竜胆)
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の用法・用量
1回3-6g(一包)を1日2回、水又は白湯で服用して下さい。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の使用上の注意すべきこと
◇使用に際しては、添付説明書をよく読むこと。 ◇定められた用法・容量を厳守すること。 ◇高齢者・妊娠をしていると思われる方は使用しないこと。 ◇服用後、不快な症状を感じた場合は、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の取り扱い上の注意すべきこと
◆直射日光の当たらない、湿気の少ない所に密栓して保管すること。 ◆誤用の原因になる可能性があるため他の容器に入れ替えないこと。 ◆使用期限を過ぎた製品は使用しないこと。 ◆小児の手のとどかない所に置くこと。
竜胆瀉肝丸(同仁堂)の国薬準字
国薬準字Z11020653 |